人は恋人がいる人の割合を多く見積もってしまう傾向がある。これを恋愛普及幻想と呼ぶ。自分と同年代の人がどの程度恋人がいると考えているのかを調査した結果、5〜6割以上の人が恋人がいると推測しているが、国の調査によると実際に恋人がいるのは、3割前後であるといわれている
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世の中には美男・美女といわれる人々がいるが、彼ら、彼女らを見て美しくないという人は少ない。この美しいと認識する美意識は、後天的に備わっていくものなのか、生まれつきのものなのか、という疑問に対しある実験が行われている。実験は、様々な人種の男女の写真を大人に見てもらい、美しさの度合いを評価してもらう。その後、同じ写真を乳児に見せたところ、大人が美しいと判断した写真を長い時間見つめていた。つまり、乳児にも大人と同じような美意識が備わっている可能性が示されたのである。
恋愛普及幻想
科学事典
https://kagaku-jiten.com/love-psychology/spread-fantasy.html
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美しさ
科学事典
https://kagaku-jiten.com/love-psychology/beauty.html
恋愛の色彩理論
科学事典
https://kagaku-jiten.com/love-psychology/color-theory.html
心理学者リーは、恋愛には色と同じようにいくつかの種類が存在することを見出した。これを恋愛の色彩理論と呼び、恋愛の種類をラブスタイルと呼ぶ。ラブスタイルは全部で6種類あり、その基本形はエロス(美への愛)、ストルゲ(友愛的な愛)、ルダス(遊びの愛)の3つで、これらの混合形はマニア(熱狂的な愛)、アガペー(献身的な愛)、プラグマ(実利的な愛)である。
一般的には、エロス型の人は自分の恋愛に満足しやすく、ルダス型の人は不満足である場合が多い。ただし、どのラブスタイルが良いというわけではないこと、当てはまるラブスタイルは一つとは限らないことが挙げられる。
Lee defines nine types of tertiary types of love that are combinations of the previous six types of love. Each combination includes one primary and one secondary.